最近授業でやっているのは
「우렁이 각시(タニシ女房)」という童話を訳すること。
よく韓国に旅行に行く生徒さんがとても勉強熱心で
むこうの本屋へ行っては、童話の本を数冊買って来られるのです。
「우렁이 각시(タニシのお嫁さん)」もその中の1冊。
若者が田んぼのタニシを拾ってきたら、そのタニシは実は竜王の娘で
次の日から毎日こっそりご飯を作ってくれます。
その後結婚するのですが、ある日横暴な王様に見染められて
タニシのお嫁さんは連れて行かれそうになります。
「賭けに勝ったら国を半分やろう。負けたら女房を連れて行くぞ」と。
結局若者はその賭けに3回勝って、王様は死んでしまい
若者とタニシのお嫁さんはその国の王様とお妃になりました
とまぁ、こんな内容のお話です。
童話というと簡単そうですが、これがけっこう難しい。
動詞や形容詞が連体形になっていたり、過去形になっていたりで
慣れてない人には、辞書に載っている形の原形を見つけるのが一苦労です。
1語1語解説しながら、1時間かけて10行訳せるかどうかというスピードですが
今日、一人の生徒さんがうれしそうに
「先生、これ訳すのって大変だけど効果ありますね」と言ってきたのです。
「どんな効果があったの?」
「ドラマのセリフが時々聞き取れる部分が増えたんです」
普通の日本人向けのハングルのテキストは
正しい丁寧な言い回しを覚えることから始まります。
日常会話で使うような言い方はずっと後の方にならないと出て来ません。
その点童話はやさしい言い回しでありながら
語尾が子供向けの会話体なので、日常会話に近いものを勉強することができるのですね。
また「우렁이 각시(タニシのお嫁さん)」は韓国でも有名な話なのか
韓ドラのセリフの中にも「우렁이 각시のように一生懸命家事をやらなくちゃ」のような内容が出てきたそうです。
あなたももし図書館などで韓国語の童話を見つけたら
ぜひ翻訳にチャレンジしてみてくださいね(^_^)
わからない所はお手伝いしますよ☆
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